○竜王町人にやさしいトイレ設置促進事業費補助金交付要綱
(平成10年9月30日告示第99号)
(趣旨)
第1条　この要綱は、不特定多数の者の利用に供する施設に、障害をもつ人をはじめとして、誰もが利用できるトイレ(以下「人にやさしいトイレ」という。)を設置することにより、障害者等の利便の向上と行動範囲の拡大を図り、もって住みよい福祉のまちづくりの推進に資するため、当該施設の所有者等で人にやさしいトイレを設置しようとするもの(以下「事業者」という。)に対し、予算の範囲内において補助金を交付するものとし、その交付に関しては竜王町補助金等交付規則(昭和50年竜王町規則第3号)に規定するもののほか、この要綱の定めるところによる。
(補助金の対象となる人にやさしいトイレ)
第2条　補助金の対象となる人にやさしいトイレ(以下「補助対象トイレ」という。)は、滋賀県住みよい福祉のまちづくり条例(平成6年滋賀県条例第42号)第2条に規定する公益的施設等に、民間事業所が町内に設置するものであって店舗等の中を通らずに、自由に利用できるように設置するものとする。
2　補助対象トイレは、次に掲げる車いす使用者便房の基準に基づき整備するものでなければならない。
(1)　便所および便房の出入口の基準
ア　幅(有効幅員)は80cm以上とすること。
イ　戸を設ける場合は、車いす使用者が円滑に開閉して通過できる構造とすること。
ウ　車いす使用者が通過する際支障となる段差を設けないこと。
(2)　便房の使用の基準
ア　車いす使用者が円滑に利用することができるよう十分な床面積が確保されていること。
イ　腰掛便座、手すり等が適切に設置されていること。
(3)　その他の基準
ア　洗面器は、車いす使用者が利用できる構造とすること。
イ　人にやさしいトイレであることの案内板、表示板等を見やすい場所に設けること。
ウ　人にやさしいトイレの近くに、原則として、障害者用の駐車スペースが確保されていること。
(補助対象経費等)
第3条　補助金の対象となる経費および補助金の額は、別表に定めるとおりとする。
(補助金の交付対象外経費)
第4条　補助金は、次に掲げる費用については補助の対象としないものとする。
(1)　土地の買収、賃貸借または整地に要する費用
(2)　既存の建物の買収に要する費用
(3)　その他、人にやさしいトイレ施設整備費として適当と認められない費用
(整備計画協議書の提出)
第5条　補助金の交付を受けようとする事業者は、あらかじめ、竜王町人にやさしいトイレ設置促進事業整備計画協議書(別記様式第1号)を町長に提出しなければならない。
(補助金の額の内示)
第6条　町長は、前条の規定による協議書の提出があったときは、その内容を審査し、補助事業として適当と認めた場合は、速やかに補助金の額の内示を事業者に行うものとする。
(補助金の交付申請)
第7条　事業者は、補助金の額の内示を受けたときは、速やかに竜王町人にやさしいトイレ設置促進事業費補助金交付申請書(別記様式第2号)を町長に提出しなければならない。
(補助事業の中止等)
第8条　事業者は、補助事業を中止または廃止しようとするとき、もしくは補助事業の内容を変更しようとするとき(第2条第2項に規定する基準にかかわる事項以外の軽微な変更を除く。)は、竜王町人にやさしいトイレ設置促進事業変更(中止・廃止)承認申請書(別記様式第3号)を町長に提出し、その承認を受けなければならない。
2　事業者は、補助事業が予定の期間内に完了しない場合には、速やかにその理由および補助事業の進行状況を記載した書類を町長に提出し、その指示を受けなければならない。
(実績報告)
第9条　事業者は、事業完了後20日以内の日または当該補助金の交付決定に係る会計年度の3月31日のいずれか早い日までに竜王町人にやさしいトイレ設置促進事業費補助金事業実績報告書(別記様式第4号)を町長に提出しなければならない。
(財産処分の承認申請)
第10条　事業者は、補助を受けた施設の財産を処分しようとするときは、財産処分申請書(別記様式第5号)を町長および知事に提出し、その承認を受けなければならない。
付　則
この告示は、平成10年9月30日から施行する。
別表(第3条関係)
補助対象経費　滋賀県人にやさしいトイレ設置促進事業費実施要綱4の整備基準による車いす使用トイレの設置に要する経費
補助対象費目
　躯体工事費、設備工事費、工事事務費
補助基本額3，000，000円(1箇所当り)
補助金額　補助対象経費から他の助成制度による助成金等を除いた経費の額 (千円未満の端数がある時は、これを切り捨てた額)と300万円とを比較していずれか少ない方の額に4分の3を乗じて得た額