
9月10日〜16日は「自殺予防週間」です。
日本では、平成30年の自殺者数が2万840人となり、平成22年以降9年連続の減少、昭和56年以来37年ぶりに2万1000人を下回りましたが、依然として多くの人が自殺で亡くなっています。みんなが、いのちを支える「ゲートキーパー」となって、悩みを抱えた人たちに広く支援の手を差し伸べていくことで、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」をめざしましょう。
ほんの少しの勇気と行動でやさしい地域づくり
自殺の背景はほとんどの場合、病気や障害などの健康問題、失業や倒産、多重債務、長時間労働などの社会的・経済的問題、職場や学校、家庭の問題など、さまざまな悩みを抱えて心理的に追い込まれてしまった末のものです。また、「死にたい」と考えている人自身も、「生きたい」という本心との間で激しく揺れ動いており、自殺に至る前に何らかのサインを発していることが多いことから、自殺はその多くが防ぐことのできる社会的な問題とされています。自殺を防ぐためには、家族や職場の同僚、学校の友人など周囲の人がサインに気づいて本人をしっかり支えていくことが重要です。こうした背景や現状を踏まえ、竜王町においても平成30年度に「生きることをみんなで支える竜王町推進計画」を策定し、自殺の予防対策に関する取り組みを進めています。
いのちを支える「ゲートキーパー」になろう
追い詰められている人に私たちができることは何でしょうか。それは、「いつもと様子が違うな」と気づき、声をかけることです。悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげて見守る、そんないのちを支える人を「ゲートキーパー」といいます。ゲートキーパーに特別な資格は必要ありません。家庭でも、学校でも、職場でも、地域でも、インターネットでも、声をかけるところから始めてみませんか。あなたのほんの少しの勇気と行動がみんなの大切な命を支えていきます。
一人で悩まず相談機関へご相談ください
あなた自身が悩んでいたり誰かに悩みを相談されたりしたら、一人で抱え込まずに相談機関へご相談ください。精神保健福祉士・保健師が相談に応じます。
相談窓口
- 竜王町健康推進課 健康づくり係(保健センター)TEL:0748-58-1006 FAX:0748-58-1007
- 東近江保健所TEL:0748-22-1300
