耳より消費生活

検針票は見せないで!

記録的な高騰を続けた原油価格や歴史的な円安は、さまざまな物価の上昇を通じて消費者の生活に大きな影響を及ぼしています。

今後も物価上昇が予想されている中、消費者の不安を逆手にとり、あの手この手で近づいてくる悪質業者は後を絶ちません。特に、電力契約に関する相談は全国的にも多数寄せられています。

事例には、電力会社を名乗る事業者から 「電気代が安くなる」、「大手電力会社からの委託である」と言われて検針票を見せるように迫られ、意図せず契約先の電力会社が変更されてしまうといったケースがあります。

検針票には、契約者の個人情報だけでなく、電力契約の切り替えに必要な情報(顧客番号・供給地点特定番号)が記載されており、これらの情報だけで電力会社の切り替えができてしまいますので、検針票の取り扱いは十分に注意しましょう。他にも、「電気代が安くなると言われて契約したが、高くなった」、「解 約したいが違約金をとるといわれた」といった相談もあります。

契約する場合は、契約書を書面で交わすようにしましょう。また、訪問販売で契約をした場合は、契約書を受け取った日から8日以内であればクーリン グ・オフをすることができます。この春、一人暮らしなどで新生活を始める人は、十分にご注意ください。

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