りゅうおうきらりんニュース

国の文化審議会はユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産への登録をめざす候補に、全国各地に伝わる盆踊りなどの民俗芸能を「風流踊(ふりゅうおどり)」として一括提案することを決定し、その一つに国の指定重要無形民俗文化財(令和2年3月16日指定)の「近江のケンケト祭り長刀(なぎなた)振り」が選ばれました。「近江のケンケト祭り長刀振り」は、竜王町、東近江市、守山市、甲賀市に伝承される祭礼芸能で、「ケケント、ケント」と囃(はや)す言葉から「ケンケト祭り」と呼ばれ、町が誇る伝統行事の一つでもあります。竜王町では毎年5月3日に執り行われ、そろいの色鮮やかな衣装を着た男の子らが、太鼓と鉦(かね)を打ち鳴らしながら長刀を振ったり頭上で回したりする長刀踊り(振り)を奉納し、「イナブロ」と称される矛先に付いたドジョウをくわえた「鷺(さぎ)」の飾りを奪い合い、厄払いと五穀豊穣を祈ります。長刀の高度な芸やイナブロの攻防戦など見せ場が多い祭りとしても有名で、毎年県内外から多くの観光客でにぎわいます。登録の可否は2022年秋に審査される見込みとのことで、登録を契機に世界から注目される期待が高まります。
令和2年の「ケンケト祭り」については、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため神事のみの開催となりました。

また、町内薬師に所在する「オウゴ古墳」が、このたび滋賀県指定史跡として新たに指定されました。県下で3番目の規模を誇る石室が特徴のオウゴ古墳は、その規模から被葬者がこの地を治めていた首長であったことがうかがわれます。また、6世紀後半から7世紀初頭ごろに築かれたと推測され、この頃は古墳時代の中心的存在であった前方後円墳が終焉を迎え、方墳や円墳、多角形墳へと変化する過渡期に当たり、竜王町域ではオウゴ古墳に先行する岩屋古墳(薬師)が前方後円墳(墳長36m)であることからも、オウゴ古墳は古墳時代の最終段階の状況を示しており、本格的な国家形成が始まる前史を理解するための貴重な資料といえます。

竜王町は国宝や重要文化財を多く抱える文化財の宝庫ともいえる町です。
この春、名所旧跡を巡り、竜王の豊かな自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

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