りゅうおうきらりんニュース
vol.126
2018.05.08
「災害時における段ボール製品等の調達に関する協定」の締結式のようす

「災害時における段ボール製品等の調達に関する協定」を締結しました

4月26日、竜王町防災センターで、竜王町と段ボール等製造を請け負う新江州株式会社、セッツカートン株式会社の3団体との間で、「災害時における段ボール製品等の調達に関する協定」の締結式が行われました。

この協定により、災害が発生した際には避難所の設営に必要となる段ボール製の簡易ベッドなどの資材物資の迅速な調達が可能となり、長期避難に対応する大量の資材などを備蓄する必要がなくなります。

段ボール製のベッドは簡単に組み立てることができ、重さ6トンまで耐えることができる頑丈なつくりで、左右・背面に立てられた間仕切りは災害時の避難所におけるプライバシーの確保にも配慮されています。 また、高齢者の起き上がりも楽に行うことができ、避難生活が長期化した場合など体への負担を軽減することができます。

締結式で新江州株式会社の森代表取締役社長は、「有事に備え、必要な資材を被災地に届けられる体制づくりに貢献できたことは喜ばしい」と話し、セッツカートン株式会社の土師工場長(小牧工場)は、「段ボールベッドを活用することでエコノミー症候郡などの予防にもなり、救える命を救うことができる。さらに全国的に協定の締結を進めていきたい」と段ボールベッドを通して社会貢献への意欲を話されました。

これを受け西田町長は、「物資材の調達が迅速に行える体制が築けて大変ありがたい」と協定締結への感謝を述べました。同町では、竜王町地域防災計画に基づき、市町村間の相互応援協定や事業所などの災害応援協定を締結し、平時から防災協力体制の構築・強化を図っています。このたびの協定締結により、避難所体制が充実し、少しでも被災者への負担軽減や安心感につながることが期待されます。

竜王町役場 未来創造課 広報担当 : 0748-58-3701