りゅうおうきらりんニュース
vol.145
2018.09.25
防災訓練のようす

防犯ボランティア「ひょっこりひょうたん島」

笑いのチカラで地域の防犯意識を高める

笑いを通じて地域の高齢者に詐欺被害防止を呼び掛けている、防犯ボランティアグループ「ひょっこりひょうたん島」が演じる二人羽織などの演芸が人気を集め、各地で多数の公演依頼やマスコミ取材を受けるなど、今注目されています。

ただ見ているだけではつまらないと、観客も一緒に参加できる歌遊びや座ってできる軽い体操なども交えた盛りだくさんの出し物は、分かりやすい内容と笑いを誘うパフォーマンスが高齢者たちに受け、結成1年にして県内各地38公演をまわる人気グループに成長。イベント時期には月8公演以上をこなし、今年も年末に向け多忙を極めています。

9月18日に開かれた林自治会の「敬老のつどい」では、左右の足を軽やかに上げ下げさせながらの目の錯覚ダンスや不思議な小人が登場して会場を沸かすなど、次々繰り広げられる出し物で、参加者は終始笑いっぱなしのひとときを過ごしました。

メインの二人羽織では、「なぁなぁ、おじいさん。今日変な電話があったわ。交通事故の示談金が要る言うから、孫かと思って合言葉聞いたら『ばれたか』って怖い声で電話切られたわ」の台詞に始まり、オレオレ詐欺や還付金詐欺の手口を説明。だまされないための方法や心構えを伝えました。

こうした地域に根差した同グループの日ごろの活動が認められ、10月6日には「『なくそう犯罪』滋賀安全なまちづくり大賞」を受賞されることが決定しています。同グループの創設者で村長の大前さんは、「芸にすることで印象に残って、一人でも多くの被害が防げたらと始めた取り組み。私たちも平均年齢70歳です。互いに支え合い、みんなの笑顔を力に、メンバーみんなで元気いっぱい活動を続けていきたい」と受賞の喜びとともに、今後の活動への意欲を話しました。

竜王町役場 未来創造課 広報担当 : 0748-58-3701