りゅうおうきらりんニュース
vol.147
2018.10.24
玉田玉秀斎さん講談のようす

講談師 玉田玉秀斎さん創作

近江牛「発祥」を講談で聞かせま〜す

10月3日、近江牛の歴史や逸話を伝える講談のお披露目会が竜王町防災センターで開かれ、町民など約110人が参加しました。

竜王町では、「近江牛発祥の地」と「スキヤキを愛する町・竜王町」を宣言し、近江牛を基軸に町の魅力を発信する「竜王町まるごと『スキヤキ』プロジェクト」を推進。その一環として、今回は伝統芸能の面白味を生かしてPRしようと講談師の玉田玉秀斎(たまだぎょくしゅうさい)さんに依頼し、近江牛の歴史や町の魅力を盛り込んだ講談が作られました。

玉田さんは外国語講談やジャズ講談など多彩に手掛け、地域の逸話を下地に新作を作る地域振興も行う人気講談師。お披露目会では、玉田さんが釈台(しゃくだい)を張扇(はりおうぎ)でたたきながら調子を取り、町出身の竹中久次が牛を引いて東京へ行き食肉用に供給したことや、東京で牛鍋屋を開いて大評判となった歴史を語り、「肥えた土地で愛情を込めて育てられたからおいしい」と強調し、時折ユーモアも交えて笑いを起こしました。

参加者は、「知っている歴史も違った面白さがあった」、「竜王の貴重な歴史をもっと知ってもらえるよう、いろんな場所で演じてほしい」と感想を話しました。同町は、同月28日には東京・日本橋の情報発信拠点「ここ滋賀」でも上演し、翌年3月には「三井アウトレットパーク 滋賀竜王」でも上演を予定しており、今後は町内外へ「近江牛のふるさと竜王町」のイメージを広めるPRを行っていきます。

竜王町役場 未来創造課 広報担当 : 0748-58-3701