りゅうおうきらりんニュース
vol.156
2019.02.04
粥占いのようす

今年の米の出来は?!

田中地区の伝統行事「粥占い」

1月14日、田中地区の八幡神社で、竹の中のご飯の詰まり具合でその年の米の出来を占う「粥占い」が行われました。祭礼を取り仕切る乙名(おとな)たちが、全戸から集めた約10キロの米を大釜で炊き、八分炊きのころに収穫時期を表す早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)の印を付けた3本の竹筒を入れました。炊き上がった釜から取り出した竹筒が割られ、「今年は中生が良い」との結果が発表されると、見物人からは豊作を喜ぶ拍手とどよめきが起こっていました。農家の人たちはこの占いの結果を目安に稲の品種を決めます。残ったご飯は全戸に分けられ、翌日に小豆粥の中に入れて頂く風習が残っており、その昔はどの集落でも行われていた伝統行事も、現在は田中地区のみ大切に守り継がれています。

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