りゅうおうきらりんニュース
vol.157
2019.02.18
「りんりんちょボラ」のお出かけ支援利用のようす

みんなでつくる新しい支え合い

「りんりんちょボラ」のお出かけ支援

林自治会では、65歳以上の人が加入する老人会の加入者数が100人を超え、高齢者世帯や独居老人が増えた現状を課題とし、みんなが安心して暮らし続けられるよう、さまざまな活動が行われています。

中でも地元ボランティアグループ「りんりんちょボラ」が行う「お出かけ支援」は、高齢者の日常生活の大きな支えとなっており、町内のスーパーまで運行する月2回の「定期便」や病院や近隣市町までリクエストに応じて運行する「予約便」を用意し、毎回3〜4人の高齢者が利用されています。

利用者からは、「ちょっとそこまでの交通手段があってありがたい」と感謝の声や「みんなとお話ししながら買い物できるのが楽しい」とお出かけを楽しみにする声もあり、大変喜ばれています。同グループ代表は「気兼ねなく頼れるご近所ならではのしくみが高齢者の引きこもり防止や見守りにもつながり、高齢になっても安心して暮らしていけるまちづくりにもつながります」と地域の絆の強みを活かし、地域の力で問題を解決していくことの大切さを話されました。

林自治会の隣同士(=りんりん)と、ちょっとしたボランティア(=ちょボラ)を掛け合わせて名づけられた「りんりんちょボラ」の取り組みは、全国的に高齢者ドライバーの事故が相次ぎ、運転免許証の返納を促す動きが広まる中、「安心して免許証を返納できるように」と平成29年12月から始められたもので、同町が進める「地域支え合いしくみづくりモデル事業」の事例にも選ばれています。

また、これをヒントに平成30年度からは弓削自治会でも「お買い物支援」の取り組みが始められたばかりで、今後これらの取り組みが竜王モデルとして町内全域に広まることが期待されています。

竜王町役場 未来創造課 広報担当 : 0748-58-3701