福祉ー 高齢・介護  生活支援  修(終)活

人生の最期に向けて行う活動、事前準備をしましょう
遺された家族や周囲の人たちのために、また自分自身の気持ちを整理し、これからのライフプランを考える機会のために、修(終)活をしていきましょう。

  • 例えばこんなこと
  • 今後の介護や医療についての希望
  • 亡くなったときの葬儀やお墓のこと
  • 遺産相続のこと
  • 身の回りの物や財産整理のこと
  • ・・・など、さまざまな準備があります。

竜王町では、これらのことを「修(おさ)める」と捉え、「修」という字で「修活」(老いの備え)と表現し、周知・啓発を行っています。

修活、いつ始める?

「修活」イコール「死を意識する」こと、でもあります。でもそのタイミングは人それぞれ。病気で余命宣告を受ける、定年後にその後の人生を考える、子どもが就職、結婚・・・など人生の節目に考えることも多いでしょう。修活は身の周りの荷物の整理、修活ノート(エンディングノート)の作成など、時間のかかることが多くあります。体力や気力があるうちに、また年齢も関係ありません、「修活」という言葉を耳にしたり、関心が出てきたタイミングで少しずつ始めましょう。

修活の5つのメリット

  1. 「死」に対する不安を解消死に関する話題は縁起が悪いと考えられがちですが、修活に取り組むことで自分自身に整理が付き、不安の解消につながります。
  2. 遺された家族の負担を減らす葬儀のことなど、本人の希望を知ることで、家族で判断することや段取りの負担を減らすことにつながります。
  3. 遺産相続のトラブルを回避できる遺産相続による家族関係の悪化を防ぐためにも、本人の思いを記す修活は大いに役に立ちます。
  4. 人生の振り返りができる資産などの整理をしながら、これまで培ってきた人間関係や自分の人生を改めて見つめ直すことで、思い残すことなく心の整理ができます。
  5. 残りの人生を充実させることができる身の周りや心の整理をしていくと、最期を迎えるときの不安の解消につながり、これからの未来を前向きに捉えることができます。

修活ノート

修活ノートは福祉課(役場1階)で無料配布しています。ぜひご利用ください。

自分のために、家族のために、その日のために、修活ノートを作っておきましょう

書くための3つのポイント

  1. 好きなところから描き始めましょうはじめのページから完璧に、となると気持ちの負担になりがちなもの。ますは書けそうなところから、気が向いたときに少しずつ進めていくのがおすすめです。
  2. 何度書き直しても大丈夫一度書いてはみても、時間が経てば気持ちや状況も変化します。何度書き換えても良いものなので、いつでも修正できるよう鉛筆など、書き直しができるもので記入していくのがポイントです。
  3. ノートのことを家族に話しておきましょう家族のために書き残すノートです。いつ訪れるかわからないその日のために、家族や伝えておきたい親しい人に修活ノートがあることと保管場所は伝えておきましょう(※)
  • 修活ノートの内容は個人情報です。保管場所の存在やノートがあることを知らせる場合は十分ご留意ください。
  • 修活ノートには法的拘束力はありません。法的な拘束力が必要な場合は、公正証書等による遺言書を作成しておきましょう。
お問い合わせ:竜王町役場 福祉課  TEL:0748-58-3704