わがまち「竜王」を輝かせる人々 令和4年度竜王町あえんぼ賞受賞者の皆さん

本町では、広く地域を支える奉仕活動や社会に貢献する活動、人知れず地道で心温まる活動、他の模範となるような善行、若者が希望をかなえることを支える活動を続けておられる方・グループに対し、その活動に感謝するとともに、表彰する制度として、竜王町「輝竜(きりゅう)の郷(さと)あえんぼ賞」を設けました。令和4年度の受賞者の皆さんをご紹介します。

4月29日、令和4年度「輝竜(きりゅう)の郷(さと)あえんぼ賞」表彰式が行われ、選考の結果を受けて、5人の方々が受賞されました。

生活の安心・安全、持続可能な地域づくりに関する分野
島田與三松さん

島田 與三松(しまだ よそまつ)さん / 西出

ご家族が福祉関係の仕事をされていることから、何か地域貢献できることはないかと考えておられた島田さん。当時、自治会の行事で年に数回しか使用されず、草が生い茂っていた農村公園を子どもたちが伸び伸びと遊べる場所にできればと、仲間と共にグラウンド整備を始められました。以降、現在まで丁寧な整備により手入れが行き届いたグラウンドでは、サッカーや野球を楽しむ子どもたちと共に、高齢者の皆さんがグラウンドゴルフに汗を流す姿が見られます。西出地区では、多くの区民がグランドゴルフクラブの会員となり、競技や参加者同士の交流を通して地域住民の繋がりを深めています。これまで地域であまり顔を見かけなかった人が、毎週のようにグラウンドゴルフに参加して地域の人たちと触れ合う姿を見ると、「うれしい気持ちでいっぱいになります」と、優しい眼差しで話されます。「きれいに整備するとみんなが喜んでくれるので、健康である限り活動を続けていきます」と今後の活動に意欲を示される島田さんは、これからも地域の繋がりを育んでいかれます。

島田 與三松さんの活動風景
山本孝雄さん

山本 孝雄(やまもと たかお)さん / 田中

児童の下校時の見守りを行うスクールガードの活動がなかった田中地区で、平成23年度に自治会長を務められていた山本さんは、保護者の皆さんからの要望を受け、スクールガード組織を立ち上げられました。組織設立から10年が経ち、現在は老人会が中心となって16人の会員によって日々、児童の見守り活動が行われています。子どもたちを学校の近くまで迎えに行くと、元気いっぱい「ただいま!」とあいさつをしてくれるのがうれしくて、「一緒に歩いている間にいろんな話をしながら、笑顔をたくさんもらっています」と、にこやかに話されます。これまで児童たちから贈られた感謝のメッセージを読むたびに、活動をしていて良かったという気持ちになるそうで、「これからも一緒に活動をしてもらえる仲間を募りながら、子どもたちの安全確保のため、がんばります」と力強く話される山本さんは、地域の皆さんと手を取り合いながら、見守りの輪を広げる活動を続けていかれます。

山本 孝雄さんの活動風景
村田幸一さん

村田 幸一(むらた こういち)さん / 林

退職後、偶然、地域の人に「背の高い松の剪定作業を助けてほしい」と声を掛けられたことを機に、林区内で除草作業や樹木の枝払いなどの活動を始められた村田さん。後に大変喜んでもらえたことを知って、「第2の人生、人に喜んでもらえることがしたい」と、知人に松の剪定技術を学びながら公民館前や県道沿いの生垣の剪定をはじめ、農村公園周辺の樹木の枝払いなど、地域の景観を守る活動を続けてこられました。特に高齢者世帯の庭木の剪定を担われることについては、自治会から「無くてならない存在」と感謝の念が絶えません。高所での作業がきついと感じることがあっても、「きれいにしてくれて、うれしい」と聞こえれば、「またがんばらなくては」と力が湧き上がってくるそう。今回の受賞に、「身に余る賞を頂けて光栄です。気力と体力が続く限り、続けていきたいです」と、照れくさそうに喜びを話されました。村田さんの地域を大切に思う心とみんなの笑顔を原動力に、今後も美しいふるさとの景観が守られていきます。

村田 幸一さんの活動風景
山中美代子さん

山中 美代子(やまなか みよこ)さん / 川上

川上区で子どもたちの触れ合いの場「うさぎクラブ」の活動を引き継ぎ、また、健康推進員活動を30年間続けてきたノウハウを生かしながら、多世代が交流できる行事や健康づくり活動の準備・運営をされている山中さん。長年、子どもから高齢者まで参加できるアットホームな場所づくりに努めてこられました。毎月、地域の皆さんが楽しめるスポーツやゲームを役員と相談し、イベント前には区内を一軒ずつ訪問して「楽しいので、ぜひ来てくださいね」とお誘いする「声掛け」を大切にされています。そのかいあって、毎回、集落センターは多くの人でにぎわい、子どもたちの楽しそうな声や高齢者の笑い声が絶えません。コロナ禍以前はSNSを活用して区民と地元出身者の交流も盛んに行われていたそうです。「みんなが帰ってきてくれると、さらに活気にあふれて楽しいですよ」と、生き生きとした笑顔で話されます。「今後も、子どもと高齢者のつながりを大切にしていきたい」と、地域の皆さん一人一人に寄り添った活動を続けていかれます

山中美代子さんの活動風景
今井英夫さん

今井 英夫(いまい ひでお)さん / 七里

月2回のグラウンドゴルフの競技前にはレーキでグラウンドを整備、雑草が生い茂っていれば草刈り機で除草作業、排水路の詰まりがあればユンボで清掃作業と、七里区内のあらゆる場所を気に掛け、率先して環境美化のため励まれてきた𫝆井さん。「分からないことがあれば𫝆井さんに聞いてみよう」と、地域でもみんなに頼りにされる大きな存在です。特にこれまで、「先人の手仕事で残してくれた石部神社を大切に引き継いでいきたい」と、竜王八景の1つであり、弓神事でも有名な石部神社の保全活動に尽力され、昨年は拝殿の新築工事で使われなくなった石材を再利用して、自主的にこつこつと境内の排水 溝や石段、手洗い場などの改修作業をされました。「今後も少しずつ、体と相談しながら活動を続けていきたい」と話される𫝆井さんですが、まだまだ頼もしさを見せられます。区民に慕われ、頼りにされる𫝆井さんの姿は、地域の景観に対する区民の意識を高め、ふるさとを守る活動へとつながっていきます。

今井英夫さんの活動風景
「輝竜の郷あえんぼ賞」をきっかけに、誰もがきらりと輝くことができるまちづくりへと、さらに町民民さんの輪が広がることを期待しています。

過去の受賞者の皆さん

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