町長室へようこそ
年頭のごあいさつ

未来のまちづくりに向けて勢いに乗る"昇竜の年"

新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さまには、輝かしい新春をお健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、皆さまには日ごろからまちづくり全般にわたり、ひとかたならぬご支援とご協力を賜り、 深く感謝を申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5月に感染症法上の5類に変更されたことから、長く続いたコロナ禍は節目を迎え、本町にもかつての賑わいが戻ってきております。8月には「ふるさと竜王夏まつり」を4年ぶりに、10月・11月には「第40回記念竜王町文化祭」をさまざまな工夫を凝らしながら開催いたしました。町内外から想定以上の多くの方々にお越しいただき、大いに盛り上がり、活気あふれるイベントとなりました。町民の皆さまが一同に会するこのような機会に、ふるさと竜王への思いや、仲間や地域との絆を感じていただけたのではないでしょうか。

一方で、エネルギーや物価の高騰は、依然として私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしています。

そのような中、クーポン券配布などにより、町民や事業者の皆さまに対しまして、実情を踏まえた生活支援を行ってまいりました。今後におきましても社会情勢を勘案しつつ、皆さまのお声を聴きながら、必要な支援を検討してまいります。

町の課題である少子化への対応として、子育て世帯でにぎわうまちづくりをめざし、10月から「就学前児童誕生日祝金事業」や「こども新生活応援事業」を開始し、子育て世代への伴走型相談支援や経済的支援を充実させたところです。その他、本町では学生の皆さんへの路線バス通学定期の半額補助、2人目・3人目以上を出産されたご家庭へのダイハツ竜の子ファミリー車提供制度などの子育て世代を応援させていただく施策を行っており、利用者の皆さまに大変喜ばれています。今後におきましても、町内の若い世代には定住していただき、町外の子育て世代には選んでいただけるような魅力ある取り組みを進めてまいります。

竜王町コンパクトシティ化構想のリーディングプロジェクトである「交流・文教ゾーン」の整備に関しては、老朽化した竜王小学校の移転新築に向け、用地取得を進めさせていただき、新設道路の整備に着手しました。引き続き、敷地造成工事を予定し、令和6年度には、新たな竜王小学校の建築に着工する計画をしています。未来を担うこどもたちのため、引き続き、教育関係施設、コミュニティセンター、公園などからなる魅力的なエリアの創造に尽力いたします。

令和7年度には、町制施行70周年を迎えます。また、滋賀国スポ開催、竜王小学校の完成を予定しています。本年はその前年であり、大切な準備の年となります。これらを契機に、わがまち竜王がさらに飛躍するため、いま一度、皆さまと心を一つにして、力強く歩んでまいります。

たつ年を迎えた年頭にあたり、新しい年が皆さまお一人おひとりにとりまして、幸多き一年となりますよう、そして竜王町にとりましても 未来のまちづくりに向けて勢いに乗る昇竜の年となりますよう、心からご祈念申し上げます。

 

竜王町長 西田秀治