町長室へようこそ

竜王町長の西田秀治です。

竜王町では、令和3年に策定した第六次竜王町総合計画において2030年のあるべき姿として「若者も暮らしたい 希望かなえる 輝竜の郷〜心弾む 新時代へのチャレンジ〜」と掲げ、まちづくりを進めています。

少子高齢化や人口減少、自然災害の頻発、AI技術の進化や普及、デジタルトランスフォーメーション(DX)やカーボンニュートラルといった社会潮流を踏まえ、発展や進化を生み出す「豊かさ」、次世代に引き継げる「やさしさ」、新たな時代に対応した「つながり」の創造により、だれもがきらりと輝き安心して暮らしていける町を目指します。

令和5年度は、これまでのまちづくりの取組および重点施策プロジェクトの取組を継続しつつ、中心核整備を最優先事項として、重点的かつ着実に推進します。また、子育て支援や次世代を担う若者の定住等の施策を推進するとともに、2年後の令和7年度に予定されている新たな竜王小学校の開校、滋賀国スポでのスポーツクライミング競技開催に向けた準備など、町制施行70周年を迎える令和7年度に向け、今するべきことを一歩ずつ着実に進めてまいります。

「活力あふれるまちづくり」では、竜王町コンパクトシティ化構想における中心核整備事業として、交流・文教ゾーンの造成工事および新設道路工事を行うとともに、居住ゾーンの整備に向けた整備方針、コンセプト等の検討に着手いたします。また、本町の魅力ある農業の推進、幹線交通および地域内交通の維持・確保、定住人口獲得のためのシティプロモーションの実施、若者定住のための住まい助成を継続します。併せて、新たな企業誘致を推進するための課題の整理等に着手するなど、発展・進化を生み出す豊かさを創造してまいります。

「安心して暮らせるまちづくり」では、小中学生の医療費無償化の継続、“確かな学力”を育む学校教育の推進、関係機関・地域住民が連携した包括的な総合相談や地域づくりための取組を進めます。また、滋賀国スポ開催に向けてスポーツクライミングを普及促進するとともに、健康寿命の延伸を図る取組を推進します。さらに、自然災害への備えと地域防災力向上の取組を進めると同時に、環境基本計画を策定し、カーボンニュートラルとバイオマス資源の地域内循環を目指し、バイオマス資源の活用に向けた調査等を行うなど、次世代に引き継げるやさしさを創造してまいります。

「みんなで進めるまちづくり」では、時代やニーズに沿った新たな形での実施を検討した上で、ふるさと竜王夏まつり、第40回記念竜王町文化祭等を開催いたします。また、自治会が行う事業に対する助成を行いつつ、地域コミュニティの維持・活性化の取組も併せて行います。さらに、デジタル田園都市国家構想の実現に向けたDXを推進するため、住民健診予約システムの導入をはじめとした行政手続のオンライン化・事務のデジタル化に取り組むなど、新たな時代に対応したつながりを創造してまいります。

引き続き、明るく元気なまちづくりに向けて取り組むとともに、これまで同様、現場重視の姿勢を大切にし、町民皆様の声を受けとめ、町政発展のため尽力してまいりますので、皆さま方のより一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。

竜王町長 西田秀治