column vol.6「4月2日は世界自閉症啓発デーです。」
私たちはみんな、それぞれが異なる1固性や感性を持っています。お互いがそれらを認め合い、支え合いながら生活していくことで、一人一人が自分らしく生き生きと暮らすことができています。
自閉症の人たちは脳のタイプの違いから「人の気持ちや感情を理解すること」、「言葉を適切に使うこと」、「新しい場面や内容に適応すること」などにおいて、うまくいかず、真面目にやっているのに誤解されてしまうことも少なくありません。
しかし、「分かる言葉で、具体的に、短い表現で、写真や絵を添えて」など、伝える方法はたくさんあります。人は、することが分かり、できることが増え、認め合うことにより自己肯定感が育まれます。良い点をたくさん見つけ、周りにいる人の愛情と必要な支援があれば、子どもたちはみんな大きく育つことができますし、大人も社会の中でも生き生きと暮らすことができるようになります。
毎年4月2日は国連総会で定められた「世界自閉症啓発デー」です。この日は世界各地で自閉症を理解してもらう取り組みが行われており、今年は平成19年12月の国連総会で決議されてから11年目を迎えます。また、日本においては、4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」として、各地で自閉症をはじめとする発達障がいについて正しい理解を広く啓発する取り組みが展開されています。
竜王町においても、一人一人が大切にされ、みんなが生き生きと笑顔で暮らせる社会の実現をめざして、3月15日〜4月15日は町立図書館と町公民館で啓発展示を行っています。この機会に、ぜひ足をお連びいただき、自閉症や発達障がいについて理解を深めていただきたいと思います。
竜王町役場 発達支援課 TEL:0748-58-3741
利用や来所などに関して … ふれあい相談発達支援センター(発達支援課内) TEL:0748-58-3741