十人十色

column vol.24「楽しい」をシェアする家族時間を大切に

お正月は久々に家族や親戚と一緒に過ごせる貴重な時間です。家族が集まったら、冬のだんらんがいっそう盛り上がる「昔遊び」を楽しんでみましょう。

昔遊びには、見たり、考えたり、指先を細かく動かしたりと、子どもの学習の基となる力を鍛える要素がいっぱい詰まっています。ことばの教室でもトレーニングとして取り入れ、遊びを通してさまざまな力を養っています。

家族で「楽しいね」と言い合える時間を過ごすことは、学力だけでなく、子どもの健全な心を育み、将来豊かな人生を切り拓く礎にもなります。

昔遊びをやってみよう

  1. お手玉輪になって「せーの」で隣に投げて回します。「声を出す・投げる・受け取る」の3つの動作を同時に行うので楽しくレベルアップできます。
  2. 駒回しひも駒や手もみ駒はもちろん、指で回す駒も親指と人さし指をひねって回すので、鉛筆の持ち方を練習する運動にもつながります。
  3. すごろくサイコロの目と同じ数を進んだり戻ったりすることで、数量感覚を視覚的に捉えることができるので数え方の勉強にもなります。
  4. 福笑い目隠しをして顔のパーツを置くので空間的な認識力を付けるのに最適です。ポケモン福笑いなどキャラクターものが子どもに人気です。
  5. ビー玉転がして当てたり指ではじいたり、手先の細かな動きと敏しょう性が必要な遊びです。透明感のあるきれいな色がウキウキしますね。

文・ことばの教室(子どものことばと発達を支援する教室)

ふれあい相談発達支援センター
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