町長室へようこそ
年頭のごあいさつ

心弾む新時代へ 一歩ずつ着実に向かう 輝かしい年に

新年明けましておめでとうございます。 町民の皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染拡大の動向に、不安定な海外情勢や円安等に起因する諸物価の高騰等にと、私たちの社会経済活動など日常は大きな影響を受けた年でした。

そのような中、町では町民皆さまへの日常支援として「事業所応援割引クーポン」の配布をはじめ、燃油や肥料・飼料高騰への支援、福祉施設や放課後児童クラブへの運営支援、子どもたちの給食にかかる食材費の支援など、さまざまな対策を実施してまいりました。今後においても必要な支援について継続して検討を行ってまいります。

いま、町では喫緊の課題であります「少子高齢化、人口減少」対策として、魅力ある町の中心核整備をはじめ、持続可能な地域コミュニティの維持、中心核と地域コミュニティを結ぶネットワークの具現化に向けた「コンパクトシティ化構想」の取り組みを着実に進めています。

その中では、まずは"未来を担う子どもたちへの投資"として築50年余りが経過し、老朽化した竜王小学校移転新築に向け、本年は用地造成に着手します。次に、教育関係施設、コミュニティセンター、公園等からなる「交流・文教ゾーン」を整備することで、子育て世代をはじめとした多くの町民の交流を育む魅力的なエリアを創造していきたいと考えています。

併せて、現竜王小学校を中心に、新たな人口の受け皿となる魅力的な住宅整備の在り方について具体的な検討に着手してまいります。

新たなまちづくり。小学校新築は平成23年当時からの約束事でもあります。また、新たな住宅地など柔軟な土地利用や公共交通なども喫緊の課題です。これらは今すぐ取り組むべき、先送りは許されないことと考えています

竜王町はこれまでから未来を見据えたまちづくりによって、現在の町の基盤を築き上げてきました。近年では、滋賀竜王工業団地や滋賀山面工業団地において企業誘致を進め、全区画を完売いたしました。これにより、新たに約1500人の雇用が創出され、地域の経済効果を期待するところです。

昨年から、新時代に向けた変革を意味する「revo - Ryu - tion!竜王」(レボリューション竜王)をブランドコンセプトに竜王町の魅力を再認識しながら発信してまいりました。この取り組みを継続することで、町への愛着を育み、新時代を共に歩んでいきたいと思います。

また、本年3月には、新たに町総合運動公園内に整備した「ドラゴンボルダリングジム」が利用いただけます。滋賀国スポ開催・成功に向けて、スポーツクライミング競技が町のシンボル スポーツとなるよう共に盛り上げていきましょう。

そして、2年後の令和7年には、町制施行70周年のメモリアルな年を迎えます。竜王小学校の開校、滋賀国スポの開催など、今日の取り組みの成果となる年であり、町が変革=レボリューションをスタートさせる年であります。令和7年に向けて、「ホップ・ステップ・ジャンプ!」のホップの年として、今するべきことを一歩ずつ着実に進めてまいります。

10年後の町の将来像である「若者も暮らしたい希望かなえる輝竜(きりゅう)の郷〜心弾む新時代へのチャレンジ〜」を旗印に、子どもたちから高齢の皆さままで安心安全、健康で住み続けて良かったと思っていただける「まち」となるよう各施策を進めてまいりますので、倍旧のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

本年が、皆さま一人一人にとりまして、素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新春のあいさつといたします。

竜王町長 西田秀治