りゅうおうきらりんニュース
vol.128
2018.06.07
地域おこし協力隊の2人

完・協力隊〜これからもよろしくお願いします〜

地域おこし協力隊の2人が3年間の任期終了

地域おこし協力隊とは、地域外の人材を新たな担い手として受け入れ、その定住と地域協力活動を通じて地域力の維持・強化を図る制度のことで、竜王町では平成27年に「地域おこし協力隊」として委嘱した、中村匡希(なかむら まさき)隊員と木田桃子(きだ ももこ)隊員2名が竜王町へ移り住み、まちの活性化に向けて、さまざまな取り組みを行ってきました。今年は両隊員の3年間の任期終了に当たる年で、中村隊員は4月末日をもって退任、木田隊員は5月末日をもって退任されました。これまでの活動や今後の展望については、3月24日に町民をはじめ関係者などに向けた活動報告会を開き、それぞれの夢や活動を通じての地域づくりや町の発展のために向けた思いを話され、「本番はこれから!」と希望に満ちた笑顔で報告会を締めくくりました。

広報りゅうおう2018年3月号 【特集】地域おこし協力隊「完・協力隊 これからもよろしく」ページ(PDF)

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竜王町が弓道発祥の地であることをPRするため、自身が得意とする弓道を生かした「弓道でまちおこし」をテーマに、弓の歴史講座の開催や町内施設などで弓道体験を行い、まちの観光資源の魅力発信を行われてきました。 特に、竜王町空き家プロジェクトでは、約1年間をかけて林地区の古民家を改修し、その際に習得した左官の技術や人々との出会いが、その後の新たな扉を開くきっかけとなりました。また、「竜王町弓道会」や行政などと連携し、滋賀竜王工業団地(岡屋)に特設会場を設けて「射流し大会」を開催されたことは、全国的にも竜王町の名前を広める機会になりました。今後は、引き続き竜王町に定住しながら、弓道場付きゲストハウスで起業をめざしていかれます。

主に「暮らしと子育て」をテーマに町内外でさまざまな活動に取り組まれてきました。一つは竜王の豊かな自然に囲まれた暮らしを生かした「農ある暮らし」に注目し、「衣食住」をキーワードに手作りのワークショップの開催や町内の福祉施設で手作り体験を実施。また地元住民の協力を得ながら林地先の古民家を改修し、地域活動の拠点として開設した「ひだまり学舎」では、月替わりで講座や教室などの学びを通じて地域間交流を図るほか、町内外からの参加者も交えたイベントなども開いて、日々、新たな学びや交流を生み出されています。今後は「暮らし」を大切にしながら、地域の中で子どもたちを育む仕組みづくりのため、さまざまな企画を考案中とのことで、隊員卒業後も竜王町に定住して活動していかれます。

地域おこし協力隊2人のあいさつ。卒業後も、私たちは竜王町で暮らし続けます。今後もどうぞ、よろしくお願いします。
竜王町役場 政策推進課 広報担当 : 0748-58-3701