わがまち「竜王」を輝かせる人々 令和6年度竜王町輝竜の郷あえんぼ賞受賞者の皆さん

本町では、広く地域を支える奉仕活動や社会に貢献する活動、人知れず地道で心温まる活動、他の模範となるような善行、若者が希望をかなえることを支える活動を続けておられる方・グループに対し、その活動に感謝するとともに、表彰する制度として、竜王町「輝竜(きりゅう)の郷(さと)あえんぼ賞」を設けました。令和6年度の受賞者の皆さんをご紹介します。

令和6年度「輝竜の郷あえんぼ賞」表彰式が行われ、選考の結果を受けて、4名の方々が受賞されました。

吉田絹枝さん

吉田 絹枝さん(よしだ きぬえ)さん/川守

吉田さんは今まで民生委員や子育てサロン、おたっしゃ教室などの活動を通じて、地域で顔の見える関係づくりを継続されていましたが、ご自身の活動において小学生との関わりが少ないと感じておられました。そこで、「小学生と仲良くなりたい!」との思いから集団登校の見守り活動を始められました。毎朝こどもたちが道路を安全に横断できるよう支援される他、集合場所に来ていない児童の保護者に連絡をとるなどして、安全な登校をサポートされています。数年前からは小学生を見送った後、中学生の見守り活動も開始されました。こどもたちに挨拶をすると「おはよう!」と元気に返ってくる声が嬉しく、「みんなからエネルギーをもらっています」と話されます。これまで小さな1年生が頼れる6年生になっていく様子も見届けてこられた吉田さん。活動を通じてこどもたちの成長を楽しみに感じておられます。今後も吉田さんはこどもたちに寄り添いながら、安全・安心 な通学を見守っていかれることでしょう。

功績概要 平成26年頃から地域の小学生の登校に付き添い、見守り活動を継続されている。小学生を見送られた後は、中学生が道路を横断する際の見守りをされるなど、児童・生徒の安全・安心な通学に寄与されている。
吉田絹枝さんの活動 吉田絹枝さんの活動
長江茂二さん

長江 茂二さん(ながえ しげじ)さん/山面

昔から山面区の堤防には不法投棄が多く、「親世代から地先の草刈りをするように教えられました」と朗らかに話される長江さん。河川が多く流れる山面区において、区民にとって河川愛護活動が少しずつ困難になっていく中、平成12年頃から自主的に足洗川、二重川、善光寺川の堤防や山面グラウンドの草刈り作業を継続されています。急な斜面などでの大変な作業もあるそうですが、「すっきりとした河川を見ると嬉しいし、草刈りは面白い」と事も無げに話されます。地域の皆さんから「長江さんのおかげで河川愛護活動が楽になったわ」とお礼や喜びの声が聞こえると、「また頑張ろう」と力が湧いてくるそう。草が生い茂ると不法投棄が増えることから、「体力が続く限り、草刈りを続けていきたいと頼もしい表情で今後の活動に意欲を示されます。美しい環境を未来に残すため、生まれ育った故郷を大切に思う心を原動力に、長江さんはこれからも地域の環境を守り続けていかれることでしょう。

功績概要 平成12年頃から山面地先の草刈り作業を継続されている。地域の河川愛護活動での負担軽減が図られ区民に喜ばれるとともに、河川環境を維持・向上することで不法投棄の減少 にも寄与されている。
長江茂二さんの活動 長江茂二さんの活動
森岡栄子さん

森岡 栄子さん(もりおか えいこ)さん/七里

森岡さんは七里区のおたっしゃ教室やランチ会のお世話係として、長年にわたりご自身の知識や経験を生かしながら、率先して企画や運営を行われています。「健康づくりに関するネタはたくさんあります」と話される森岡さんは、地域の福祉活動において心強い存在です。おたっしゃ教室では、健康体操やゲームをはじめ、遊休農地での野菜づくりなど参加者に喜ばれる取り組みを次々と企画されています。また、ランチ会では自らが考案した健康レシピを参加者の皆さんと一緒に調理し、料理を食べながら区民同士の交流を育まれています。活動の企画は、参加者の希望を聞きながら組み立てておられるそうで、「ゲーム楽しかったわ!」といった声や、みんなに喜んでもらえる姿が活動の励みになっているそうです。「これからも地域のみんなと楽しみながら取り組んでいきたいです」と話される森岡さんは、今後も地域に笑顔と会話があふれる生き生きとした交流の場づくりを続けていかれることでしょう。

功績概要 平成17年から「おたっしゃ教室」や「ランチ会」を企画・運営されている。地域に笑顔と会話があふれる生き生きとした交流の場づくりを継続され、地域の活性化と区民の健康増 進に寄与されている。
森岡栄子さんの活動 森岡栄子さんの活動
杉本榮美子さん

杉本 榮美子さん(すぎもと えみこ)さん/西山

「いろいろな人から毛糸や着物、帯をいただいて製作しています」と穏やかな表情で話される杉本さん。自らの趣味を生かして作製された布ポーチや腕カバーなどの布製品を西山区の敬老のつどいなど、事あるごとに地域の皆さんへ贈られてきました。コロナ禍においては、手作りの布マスクを全戸配布されたこともあり、ひと針ひと針、丹精込めて作り上げられた布製品からは、杉本さんの優しさが伝わってきます。また、色とりどりのつるしかざりなどを作製・展示し、自宅の一室を展示会場として開放されています。この展示会場には、四季折々の花や動物、縁起物などの作品が並び、町内外から多く人が観覧に訪れ、地域に賑わいを創出しています。「好きでしていることで賞をもらえるなんて」と控えめに喜びを語られる杉本さん。「たくさんの人に作品を見てほしいです」と話される杉本さんは、これからも人々の心をひきつける布製品の製作・展示活動を続けていかれることでしょう。

功績概要 長年、地域の福祉活動で手作りの布製品を贈られるなど、地域福祉活動の推進に貢献された。つるしかざりなどの展示会場には町内外から多くの人が訪れ、地域の賑わい創出に寄与されている。
杉本榮美子さんの活動。草刈り作業 杉本榮美子さんの活動。圖司依明さんの土手アート
「輝竜の郷あえんぼ賞」をきっかけに、誰もがきらりと輝くことができるまちづくりへと、さらに町民皆さんの輪が広がることを期待しています。

過去の受賞者の皆さん

お問い合わせ

  • 竜王町役場 未来創造課〒520-2592 滋賀県蒲生郡竜王町大字小口3
  • TEL:0748-58-3701FAX:0748-58-1388  (月〜金  8時30分〜17時15分)
  • info,town.ryuoh.shiga.jp