チョイソコりゅうおう導入の背景
- 現状と課題 竜王町は、滋賀県で唯一鉄道の駅がなく、主な公共交通は路線バスで、町内の工業団地やアウトレットパークと近江八幡駅や野洲駅を結んでいますが、町内を移動するうえでは便利とは言えず、日々の生活に根付いた町内を便利に移動できる新しい移動手段の確保が求められています。
- まちの取り組み まちの中心核を整備するとともに各地域の活性化を図り、それぞれを「交通・道路・情報」のネットワークでつなぐことによって、まち全体がバランス良く発展し、生活が便利で多世代が安心して暮らし続けられる環境を整えるため、竜王町コンパクトシティ化構想を策定しました。
この構想を実現するための一歩として、「交通」のネットワーク整備を形にした「チョイソコりゅうおう」(予約制乗合ワゴン)の運行を開始します。


竜王MaaS協議会の設立
「滋賀県と一般社団法人日本自動車販売協会連合会滋賀県支部との地域の移動支援にかかる包括連携協定」に基づき、関係機関の緊密な連携と協力のもと、滋賀県内における持続可能な交通ネットワークの形成に向け、竜王町の移動課題に対応するデマンド型交通の導入に取り組み、竜王町民の福祉の増進および地域経済の発展を図ることを目的に竜王MaaS協議会を設立しました。本協議会では、デマンド型交通の実証運行の実施および高齢者等の外出を促す「コトづくり」の推進に取り組みました。
令和2年10月からデマンド型交通としてチョイソコりゅうおうの実証運行を開始し、令和4年4月からは本格運行に移行しました。運行状況も安定し、地域住民に信頼され、親しまれる公共交通となったことから、令和6年3月末をもって、本議会を竜王町地域公共交通活性化協議会と統合することとしました。竜王町地域公共交通活性化協議会では、行政だけでなく、住民や公共交通事業者も参画していただき、チョイソコりゅうおうを含む本町全体の公共交通について検討いただく協議会です。

【滋賀県ホームページ】滋賀県と一般社団法人日本自動車販売協会連合会滋賀県支部との地域の移動支援にかかる包括連携協定の締結について(外部リンク)