竜王町では、認知症の本人やその家族が地域で安心して暮らせる「認知症になってもよろしくね」と言える社会をめざして、認知症の症状に応じて対応の仕方やサービスに関する情報を掲載した「竜王町認知症あんしんガイド(認知症ケアパス)」を作成しました。

認知症は、脳の病気や障がいなど様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態(およそ6カ月以上)をいいます。症例の最も多い「アルツハイマー型認知症」は、脳神経が変性し脳の一部が萎縮していく過程で起こります。次に多い「脳血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によって起きる認知症です。また、65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」と言います。
認知症チェックテスト
- 同じことを言ったり聞いたりする。
- 物の名前が出てこなくなった。
- 置き忘れやしまい忘れが目立ってきた。
- 以前はあった関心や興味が失われた。
- だらしなくなった。
- 日課をしなくなった。
- 時間や場所の感覚が不確かになった。
- 慣れた所で道に迷った。
- 財布などを盗まれたという。
- ささいなことで怒りっぽくなった。
- 蛇口、ガス栓の閉め忘れ、火の用心ができなくなった。
- 複雑なテレビドラマが理解できない。
- 夜中に急に起き出して騒いだ。
※国立長寿医療研究センターで使われているチェックリストから引用
認知症は早めの気づきが大切です。以前はなかったのにここ最近思い当たることが3つ以上ある人や困りごとがある人は、かかりつけ医や専門医、または竜王町地域包括支援センター(福祉課 TEL:0748-58-3704 )にご相談ください。
認知症予防の心がけ
生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病)は、認知症の発症に関連があるといわれています。病気の管理をしっかり実践しましょう。
認知症について町が取り組んでいることなど
認知症サポーター
認知症サポーターとは、認知症の人の応援者のことです。サポーターの人が認知症について正しく理解し、それぞれのできることを行い、本人やその家族を温かく見守っていく取り組みです。サポーターになるには、認知症サポーター養成講座などがありますので、詳しくは地域包括支援センター(福祉課)へお尋ねください。
ふきのとうカフェ
認知症の人とその家族・介護者、地域で支える人々…介護に関わる全ての人の交流と憩いの場所です。現在、介護中の人、介護経験がある人、将来の介護が心配な人、ご自身やご家族の認知症のことが心配な人、「ふきのとうカフェ」で話をしてみませんか。お気軽にご参加ください。※参加者同士で話したことは口外しないルールです。
スケジュールなど詳しくは、ふきのとうカフェページをご覧ください
認知症啓発動画配信
認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らせる地域社会をめざし、認知症への理解と知識を深め、広めるための取り組みとしてさまざまな啓発活動を行っています。そのひとつとして認知症に関する教材として幅広く活用いただけるよう、YouTubeでの動画を配信中!地域や職場でぜひご活用ください。
認知症啓発(YouTube動画配信)
車の運転に不安を感じたら・・・#8080へ
自動車等の運転に不安を感じる高齢者や障がい者、その家族などを対象とした全国統一の専用相談ダイヤル(#8080)です。電話をかけると発信地を管轄する都道府県警察の安全運転相談窓口につながり、警察官や専門職員から運転免許証の自主返納制度や医療機関の受診などについてアドバイスを受けることができます。「これまでのような運転ができなくなった」、「『危ないから運転はもうやめて』と家族に言われた」など運転に不安のある高齢ドライバーやそのご家族の方は、積極的にこの窓口をご利用ください。
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認知症サポート一覧表
認知症サポート一覧表とは、認知症の状態に合わせて本人や介護者がいつ・どこで・どのようなサービスが受けられるのかを示したものです。どんなときにどんなことが必要なのか、細かく記されています。ぜひお役立てください。