十人十色

column vol.34季節の行事が子どもを育てる

正月や節分、お盆にお月見。日本には季節ごとに年中行事があります。子どものころの私は、その日はいつもと違い、親から年始のあいさつを丁寧な言葉で聞いたり、仏壇に野菜や果物をてんこ盛りに供え、家族全員で念仏を唱えたりしました。普段とは違う親のあらたまった姿や様子は、子どもながらに少し緊張し、行事が終わると何か大変なことを成し遂げたような気持ちになったものです。

皆さんのお家でも、この季節にこれを食べるといつもこの話が出る…といった思い出や小話があるかもしれませんね。家族が集まりやすい年中行事には、「行事の意味やいわれ」、「我が家のルーツ」、「季節や地域の話」をしてみましょう。

特に、発達障がいのある子どもの中には、見ているだけで、それが何なのか分からずにいることがありますが、毎年繰り返し聞いていくことで、理解したり興味を持ったりすることができます。

子どもにとって家庭や地域の年中行事は、家族との触れ合いが深まるだけでなく、高齢者など世代の異なるさまざまな人々との関わりやつながりができるなど、地域社会へも目が向くきっかけにもなります。

子どもは、その時の自分の感情と記憶を積み重ねて日々成長していきます。年中行事にだけ聞く言葉や行いが、もしかしたら社会科や国語科で生きてくることもあるでしょう。こうした経験は子どもたちの成長にしっかりとつながっています。

文・ことばの教室指導員

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