column vol.16発達障がいにおけるグレーゾーンとは

発達障がいが以前に比べて注目されるようになり、病院を受診する人が増えています。しかし、発達障がいの特性がいくつか認められるものの、診断基準の全てを満たしておらず、診断がつけられない「グレーゾーン」にいる人にも近年、注目されています。

発達障がいとは、生まれつき脳の機能の偏りから日常生活に困難が生じる障がいのことですが、「グレーゾーン」とは、白黒はっきりとした正式な診断ができないことから、そう呼ばれることがあります。グレーゾーンにいる人は状況や環境に左右されやすく、また本人の心身の状態にも影響を受けやすいため、普段できていることでも急にできなくなったり続けられなかったりするなど振れ幅が大きく、周囲からは「怠けている」、「まじめにやっていない」と映る場合があります。

そういった周囲の理解がないままに、努力不足とみなされると自己肯定感が下がり、うつ病など二次的な疾患に陥ってしまうことがあります。グレーゾーンにいる人たちは、「発達障がい」という正式な診断がないため、周囲の理解を得られず、福祉的な支援制度が活用できない場合もあり、本人だけでなくその家族が悩みを抱え込んでしまっていることが多いのが現状です。

しかし、身近に一人でも理解してくれる人がいると自己肯定感が下がりにくいため、周囲に理解者を増やすなど状況や環境によっては充分に能力を発揮できることも多くあります。

竜王町ふれあい相談発達支援センターでは、大人の発達障がいやグレーゾーンなどについての相談も受け付けています。一人で悩みを抱え込まず、周囲に相談することをお勧めします。

文・臨床心理士

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