
column vol.51感覚の特性について
発達障がいの有無にかかわらず、人が生まれ持った特性には多種多様なものがあると言われています。今回はその中でも、刺激の感じ取り方について4つに分類された傾向のそれぞれの強さから、感覚の特性を捉えていく考え方を紹介します。
- 低登録この傾向が強いと、さまざまな刺激を感じ取りにくく、ぼんやりとしていることが多いように見えます。
- 感覚過敏さまざまな刺激を感じ取りやすく、結果として注意が散漫になりやすかったり、落ち着きにくくなったりすることがあります。
- 感覚探求少しの刺激では満足しにくく、自分から感覚刺激を求めて行動することが多くなりやすいです。特に、手持ち無沙汰な場面では、落ち着きにくくなるかもしれません。
- 感覚回避さまざまな刺激を不快に感じやすく、不快な刺激から離れようとする傾向が見られます。
これらのタイプのうち、複数の傾向が強い人もいれば、どの傾向も強くない人もいます。もし集団生活や学業・仕事などで困り感を抱えている人がいた場合、このような感覚の特性が影響していることがあるかもしれません。人の感じ方は十人十色ですから、身近な人がどんな感覚を好むのか、どんな感覚を苦手としているのかを想像してみるだけでも、誰もが過ごしやすい社会を作っていくきっかけになるかもしれませんね。
※1〜4出典:日本版感覚プロファイルユーザーマニュアル第2章より
文・臨床心理士
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